イボ状のできもの (脂漏性角化症)
皮膚科より紹介の患者様もしくは、再診の方のみ対応しています。
治療の流れ
皮膚科医師の紹介状が必要です。
いぼ状の病変は皮膚科領域の病変が多いので、炭酸ガスレーザー(eCO2)で除去が必要と皮膚科医師が判断した例のみ対応しています。
大きさ、形、色をみて、悪性変化がないか詳細にしらべます。
悪性変化が疑われた時は、後日、手術の日を決め、 麻酔して手術し、病理検査をおこないます。(保険診療になります。)
悪性変化の疑いが無いときは、すぐに炭酸ガスレーザー(eCO2)か短パルスルビーレーザーを使用して除去します。
ひとつ5分くらいで終了します。出血はほとんどありません。
がまんのできる痛みなので、当院では麻酔の注射はしません。
処置後、薬を塗り、テープをはります。
洗顔、入浴は当日からできます。 テープの上からお化粧はできます。
治療説明
当院では、ダーモスコープで見て、悪性所見がないものは、炭酸ガスレーザー(eCO2)で蒸散させ、さらにQスイッチレーザーを照射しています。
悪性所見があれば、保険診療となります。
ダーモスコープ
◆悪性のおそれのある場合のチェックポイント
悪性変化の覚え方は『ABCDEFGHI 』
『A』:asymmetry: 非対称性
『B』:borger: 辺縁が不規則
『C』:color: 色調が不規則、非定型色素ネットワークがあったり、青白色変化があればあやしい
『D』:diameter: 直径が6mm以上
『E』:enlarge: 急に広がる
『F』:family history: 家族歴
『G』:growth: 急にふくらむ
『H』:hairly or not hairly: 毛が無い
『I 』:inborn or not: 生まれつきのものではない
炭酸ガスレーザー(eCO2)で蒸散
拡大して見ると、表皮か乳頭腺状に肥厚しています。
直視下で病変に炭酸ガスレーザー(eCO2)を照射し、必要最小限に過剰角質を蒸散させて取り除きます。
治療後の注意
3~4日、抗生剤を薄く塗ります。必要に応じてテープを貼りますが、3mm程度の小さいものはそのままでも良い。
1ヶ月くらい赤みはありますが、半年もすれば、ほとんど目立たなくなります。ぬらしても構いませんので、入浴は当日から差し支えありません。
アクロコルドン (別名、スキンタグ)
わきの下、くびにできる小突起。乳頭下層からの突起である繊維腫。
直視下で病変に炭酸ガスレーザー(eCO2)を照射し、繊維腫を取り除きます。
治療後の注意
3~4日、抗生剤を薄く塗ります。必要に応じてテープを貼りますが、3mm程度の小さいものはそのままでも良い。
1ヶ月くらい赤みはありますが、半年もすれば、ほとんど目立たなくなります。ぬらしても構いませんので、入浴は当日から差し支えありません。
治療機器について
eCO2(エコ2)
Qルビーレーザー
液体窒素について
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液体窒素療法では深さのコントロールが困難です。 |
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厚くてごわごわしたイボ状のできものの隆起は完全な除去が液体窒素療法では困難です。 (すぐ再発します。) |
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首のイボ状のブツブツも、液体窒素の凍傷でPIH(炎症性色素沈着)によるしみを生じやすいです。 |
ドクターからの一言
治療後の赤みが2週間から6週間持続します。
料金
炭酸ガスレーザー(eCO2)による除去 | 1㎠ 11,000円税込 |
( 約2個分 ) |