2011年7月23日 21:28
シミ治療の難しさ
シミには様々な種類があります。この時季、日焼けなどでシミがお化粧では隠せなくなって多くの方が来院されます。
Qスイッチレーザー機器を使いシミの治療を開始して16年経ちました。
しかし肝斑というシミはこのレーザー治療で悪化します。薄い肝斑は素人には判別がなかなか困難です。
口の周りに広がるとさすがに深刻さを理解なさいます。
しかし老人性色素斑と肝斑が混在している方の治療が難しいのです。
ですのでレーザー照射で一時的に(半年以上)悪化した肝斑の患者さんや、アザの仲間でシミのように見える患者さんは、
結果がすぐに出ないので、私の事を決して良くは思いません。
上野医院 上野正樹は腕が悪いとか。
そのお気持ちはわかります。当然です。
皆さま エステの広告を信じて。すぐに魔法のようにシミが消えると期待していらっしゃるからです。
実は、いろいろなシミが混在しているのです。おまけに、赤ら顔も珍しくはありません。
老人性色素斑、そばかす、肝斑、さらに厄介なのが遅発性両側性大田母斑(ADM)です。
青あざの一種です。
でも、時間はかかりますが、必ず 除去は可能です。
もちろん、肝斑など 再発はあります。
それらの解決には最終的には信頼関係が大事です。
2011年7月23日 21:28[Permalink]